肉や魚を食べないベジタリアン(菜食主義者)随分前から一般的に知られていますが、ヴィーガン(完全菜食主義者)じゃ乳製品や卵も摂取しないというこだわりを持っています。今回は、週1日のヴィーガンを1か月間続けてみて感じたメリットとデメリットをお伝えしていきます。
世界には、イスラム教やヒンズー教など様々な宗教がありますが。イスラム教は肉はハラールというイスラム教で合法的な肉なら食べることができるという制限がありますが、ヴィーガンは宗教とは関係なく肉や魚などはもちろん、卵や乳製品類の動物性タンパク質を一切摂取しない人たちのことを指します。
これは、宗教的に食事に関する制限のない欧米人や、動物性食品にアレルギーを持つ人でも今では一般的になってきてます。しかしながら、レストランに行っても、ベジタリアンやヴィーガン向けのメニューを提供しているお店は残念ながら、ほとんどないというのが現状です。
動物性タンパク質を摂取しないという事で、食べるものが限られます。栄養成分で言うと、肉や魚で普段摂取しているとタンパク質、牛乳やヨーグルトを摂取していたので、カルシウムが不足しがちでした。なので、例えば植物性タンパク質で摂取しようとすると、大豆や豆腐などの豆類からの摂取になりますが、豆類を提供しているレストランやお店はかなり少ないです。
なぜなら、豆類を主食にするとビジュアル的にも見劣りし、エネルギーも物足りなくなります。なので、副菜として野菜を食べていましたが、これが主菜になり、主菜として食べていたものが主食になり、食べるものが限られてきます。気を付けないと、栄養が偏ることもあるので注意が必要です。
食事に関して制限が多くなると、気をつけるべきことが増えます。それは食品選びです。安いファーストフード店は行けないし、牛丼屋なんて論外。外食も難しいとなると、自炊がメインになります。そうなると、普段購入している安い商品から価格の高い商品を選ぶ必要がでてくるので、食費は高くなることが多いです。
動物性タンパク質にアレルギーを持っている人は、ちょっとでも口にするとアレルギー反応が出る可能性もあるので、細心の注意が必要です。
普段、肉をたくさん食べる人にとって、胃もたれになる人が多いと思います。そのような方にとっては、野菜中心のヴィーガン生活はおすすめです。
まず、胃腸の休息になるので、便秘や下痢の改善をサポートしてくれるでしょう。個人的には、エネルギー摂取量が比較的低くなりますが、身体の内側のデトックスをすることで日々の活動のパフォーマンスは上がりました。
身体的なメリットではないですが、普段食べている食事をより大事にしようと思えるようになります。肉や魚は人が食べるために殺生されます。食物連鎖の自然界では当然のことですが、人間は雑食なので動物を食べなくても生きることはできます。
でも、美味しい肉や魚を食べたいのはみんな同じです。そう考えると、自分の生きる源になってくれてると感じ、食にありがたみを感じるようになりました。
今までメリットとデメリットをお話ししてきましたが、良いところを切り取ると、まずは週1日のヴィーガン生活をすることをオススメします。ヴィーガン生活は身体のデトックスになるので胃腸の働きを休めることができますし、でもそれを継続することはストレスになります。食に対して常に感謝を感じるためにも、週1日のヴィーガン生活で身体のデトックスと動物への感謝を感じましょう。
普段、何も気にせず食生活をしている人も、身体のデトックスと思っての週1ヴィーガン生活はおすすめです。日常生活では感じることのできない感情やアイデアが生まれるかもしれません。
私は体験で1か月続けてみましたが、今も継続しています。
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